八塔寺星まつり2018報告

八塔寺星まつり2018、無事に開催できました。
当日会場においでくださった皆さま、ありがとうございました。改めてお礼申し上げます。
さて、まつり前日の準備の段階では天気も良く、快適にテント張りなどの作業を進めまして、当日を迎えました。

朝から「いいね!写真展」の作品展示を始め、会場の準備を完了し、後は開会をまつばかり。開会前には太陽望遠鏡を設置してプロミネンスの観察も行いました。

ところが開会の5時が近づくにつれて雲行きが怪しくなり、ついには全天雲くもクモ蜘蛛・・・・。ですが、晴れることを信じて午後5時に開会。今年は備前市長さんも来場くださり、ご挨拶をいただきました。

午後5時半にはその時点で会場においでいただいていた皆さんで記念撮影。

その後、日没までの時間を利用して、会のメンバーさんや大阪あすとろぐらふぃ~迷人会の皆さんが持ち寄ってくださった望遠鏡や双眼鏡の数々の説明兼自慢大会や、天文についての疑問にお答えしようという何でも相談コーナー(担当は星のソムリエの資格を持つWさんにお願いしました)、親子望遠鏡工作教室、星景写真撮影講座といったメニューでお楽しみいただきました。

でも、空は曇ったまま・・・急遽てるてる坊主を作ってぶら下げました。

日も暮れてきた午後8時。まだまだ雲は晴れません。が、それにもめげずに一回目の星空案内を始めます。見上げると、ぽつりぽつり、ヴェガとデネブは見えています。ところが、今回望ヶ丘デビューを飾った、本会メンバーFさんの45cmドブソニアン望遠鏡は、その大口径の集光力にものを言わせて、肉眼ではほとんど見えないほどの雲を通して木星を捉えていました。というわけで、45cmドブに長蛇の列!

皆さんに木星を見ていただいている間に、てるてる坊主が功を奏したか、晴れ間が広がってきて、第一回の星空案内が終わる頃にはかなり晴れてきました。

午後8時半からの天文台公開の頃にはきれいに晴れてきて、40cmRC望遠鏡で土星を、15cmフルオライト屈折望遠鏡で火星を見ていただいたのですが、長蛇の列となり、一回の公開時間30分ではとうてい皆さんに見ていただくことができず、結局天文台はそれ以降公開しっぱなしになりました。この間キャンプ場では二回目の星空案内や豪華景品をゲットできる(かもしれない)じゃんけん大会が行われました。

午後9時半には「いいね!写真展」の投票が締め切られ、天体写真部門、星景写真部門それぞれの1位と2位作品が決定しました。副賞として、1位八塔寺産新米5kg(8月11日現在まだ田んぼにありますので、収穫後お送りいたします)、2位本会理事のSさん特製唐辛子味噌が贈られます。
午後10時にまつりは閉会して会場は片付けに入りましたが、この後、ペルセウス座流星群特別観望会を天文台のある観望サイトに移動して引き続き実施いたしまして、夜半過ぎに曇るまでの数時間、多くの流星が流れるのを見ることができました。

今年は171名の皆さまにご参加いただきました。こぢんまりした星まつりですが、ご来場いただいた皆さまには楽しんでいただけたでしょうか?来年も星まつりを開催する予定です。皆さまのお越しをお待ちしています。また、八塔寺星を観る会では毎月定期観望会を開催しています。9月は15日の予定です。こちらにも是非お越しください。

終わりになりましたが、八塔寺星まつり2018の開催に当たりまして、ご来場くださいました皆さまを始め、ご協力くださいました備前市、お手伝いくださいました皆さま、望遠鏡をお持ちくださいました皆さま、そして数か月前からの準備に奔走くださいましたスタッフの皆さまに心から感謝を申し上げて、八塔寺星まつり2018のまとめとさせていただきます。ありがとうございました。